戦争やめろ! 話しあえ!

 昨夕は定例の 梅田解放区 に参加してきた.いつものように東梅田に十数人が集まり,楽器を鳴らしそれぞれの思いを語る.
 昨日の様子は たたかうあるみさん もあげてくれている.
 戦争反対! の横断幕のもと,戦争やめろ! 話しあえ! と呼びかける.

 われわれが街頭で語るこのときもウクライナでは戦争が続いている.昨日,ロシア本土とクリミア半島を結ぶクリミア大橋(全長18㎞)が爆破された.車道橋は崩れ落ち,鉄道橋は炎上した.田中龍作さんが伝えてくれている
 これによって戦争は拡大する.この橋はロシアによるクリミア地方支配の象徴のようなものであったから,ロシアにとって計り知れない痛手である.
 戦争そのものは、一貫してロシアが劣勢である.追いつめられたプーチンが,核兵器を使うこともありうる.「戦争やめろ! 話しあえ」は,まさにロシアとウクライナに呼びかけることである.

 それでもいずれどこかで何らかの形でプーチン体制が崩壊する.
 ロシア革命にはじまる社会主義連邦は,フルシチョフによるスターリン批判によって社会主義を捨てる.そしてゴルバチョフのぺレストロイカなどをへて資本主義となる.その果てに現れたのがプーチンである.
 プーチン体制がどのように崩壊してゆくのか,それはまだ分からない.また,そのとき,中国やインドがどのように動くのか,これもまだ分からない.
 いずれにせよ,ほんとうの激動はこれからである.これまでも書いてきたように,そのなかで近代日本は大きく没落してゆく.
 歴史を作るのは,自ら考え街頭に立ち行動する人々の闘いである.もう四年,ここでこうしてやってきた.いずれどこかで大きな動きとなる.
 没落する日本からの再生は、このような街頭からの闘い抜きにはありえない.

 こちらは次のことを話した.

 いまロシアがやっていることは,かつて日本がアジアでやったことと同じである.東アジア,南アジアに兵を進め,そして敗れた.日本はこの経験をふまえ,ロシアはウクライナから撤退しそしてウクライナと話しあうように,働きかけなければならない.
 ところが,いまの日本政府はウクライナ危機をテコにますます戦時体制作りを推し進める.アベ,スガ,そして岸田と,戦争法の強行採決にはじまり,実際の武力面での戦争準備を進めている.
 その裏にあるのは,国際的軍需産業である.ウクライナの戦争でも軍需産業は大儲けである.それはつまり資本主義がこの戦争を後ろで動かしているのだ.

 実際,地球を極限まで開発した資本主義はもう経済拡大では利益をあげられない.戦争しかないのだ.資本主義を終わらせなければ、このような戦争は繰り返される.
 資本主義から緑の社会主義へ,これ以外にはないのである.そうではないだろうか.

 もっと声をあげなければならない.もっと行動しなければならない.