変えよう! 日本と世界

 昨日16日は京都の円山音楽堂で午後2時から行われた,京都反戦デーの
第16回 反戦・反貧困・反差別共同行動 変えよう! 日本と世界
「新しい資本主義」に抗し、軍拡・改憲を阻止する大衆運動の構築へ
と題された集会に参加してきた.
 秋のこの日は,少し日がさすほどよい天気だった.

 いつも梅田解放区で出会うたたかうあるみさんも参加しておられた.彼はこの集会のことを「変えよう!日本と世界(前篇)」,「変えよう!日本と世界(後篇)」で伝えてくれている.また,私の地元の K さん,人民新聞 の山田編集長や園さんらも来ておられた.
若者が変えるドイツの政治」を書かれた木戸衛一さんが講演された.
 集会では日本赤軍だった重信房子さんとその娘のメイさんも発言された.それがここにも報じられている.その後,京都市内をデモした.
  京都の円山公園での集会は,2011年,2018年と2020年にも参加している.それぞれ,「生きるとは行動すること」,「3・11の日に 」,「集会:変えよう! 日本と世界」に書いている.東北地震の後から始まったのだ.

 14日は,人民新聞編集長の山田さん宅に,杉村さん,脇浜さん,私が集まり,4人でいろいろ話して食べてという時間をもつことができた.コロナもあってしばらく会えなかった.前に会ったのは,年末年始 に書いているように2020年の1月だった.

 これらをあわせて考えることは,新しい人の繋がりをもとにした運動をどのように積みあげてゆくのかということだ.まさに「『新しい資本主義』に抗し、軍拡・改憲を阻止する大衆運動の構築」であり,主催者もまた,この集会をその第一歩に,と考えているのだ.
 木戸さんも話されていたように,ドイツやフランスで,そのような新しい動きが始まっている.歴史が求めているのだ.私は,この様な運動に一市民として参加し,できることはしてゆきたい.

 ロシアによるウクライナ侵略は,いずれロシアの現体制を崩壊させる.それがどのようにはじまり,その過程でどのような世界が現れるのか,それはまだ分からない.

 青空学園で考えてきた事々の一部は,『神道新論』や「誰もが数学を体系的に学べる場所―青空学園数学科の試み」として活字にできたのだが,これらを制作するとき,これらをさらに統合する,歴史が求めることを底から支える理念と思想,考えるための言葉と方法,それを生み出すことをつねに念頭においてきた.
 根のある近代思想は,非西洋の日本にあってどのようにありうるのか.これを考え,自分自身の課題として青空学園を制作してきた.途は遠く,今はまだ手がかりを模索する段階であるが,少しでも深めたい.