12月24日は2022年最後の梅田解放区であった.20人近くが,いつものように5時半に東梅田のヘップファイブビルの前に集まり,声をあげる.
梅田界隈を通る若い人の多いこと.いまこのときも世界の各地で戦争は続いている.戦争が続けば,君らが大人になり働く時代はいまよりさらに困難な時代となる.平和な表情をうかべて前を通る人らを見ながら、そう思う.
大阪カジノの反対運動:「夢洲カジノを止める会」を続けてこられた Akihiko Manabe さんも参加し,大阪維新の会の進めるカジノを,力をあわせてやめさせようと呼びかける.
この運動については,たたかうあるみさんが彼のブログで「投票率65%プロジェクトにカンパを!」として書いてくれている.
こういう市民の運動の輪が拡がり,新たな運動となってゆくことを願っている.
そしてみなで声をあわせる.
軍拡と増税と原発再稼働の岸田はやめろ!
戦争反対!
話しあえ!
声をあげよう!
行動しよう!
歴史の求めにこたえよう!
たたかうあるみさん も報告を書いてくれている.
終わってから 村上薫 さんには,「うみかじ」という雑誌をもらった.村上さんのブログの11月20日のところで紹介されていたので,前回の解放区で頂けるようお願いしたのだ.今朝一気に読ませてもらった.
ロシアがウクライナを侵略して10ヶ月を越えた.1年前には,このような戦争になるとは思いもよらなかった.
ロシア革命にはじまるロシアの社会主義は、フルシチョフのスターリン批判を通して投げ捨てられ,ゴルバチョフのぺレストロイカで名実ともに資本主義となる.
そしてこのウクライナ戦争によって歴史は新たな段階に入った.
この戦争は,国際的軍需産業に操られている.米国がウクライナを支援するということは,それだけ軍需産業がここから膨大な利益を生み出すということである.逆にいえば,今や資本主義は戦争からしか利益を生み出せなくなっているのだ.
日本では,ウクライナの戦争に乗じて安保三文書が改変された.自公政権は、敵基地攻撃能力保有に合意した.「戦後のわが国の安全保障政策を実践面から大きく転換するものである」とまでおおぴらに宣言している.
憲法の理念にもとづく防衛戦略であった「専守防衛」を投げ捨て,先制攻撃することを政府が認めたのだ.開かれた議論はいっさいなかった.
この軍事費をまかなうために大増税である.それは結局,日本国民から吸い上げた金を米国の軍需産業に捧げることなのだ.
2022年は歴史が大きく向きを変えた年となった.
このようなときこそ,日本国憲法の理念に立ちかえり,それにもとづく反戦平和の闘いが,まさに歴史の要求である.
この梅田解放区も,新年から地方選挙が終わるまで,毎週土曜日にやろうということになった.できるかぎり参加したい.