地蔵様の願い

 1月28日の土曜日は定例の梅田解放区の街宣の日であったが,地元の自治会の集まりがあり参加できなかった.自治会長なので,しなければならないことは責任もってやる.もう1,2年会長をやらねばならない.

 ロシアとウクライナの戦争は続いている.田中龍作 さんも伝えるように,いまこのときも,ウクライナだけではなく世界の各地で戦争と闘いが続いている.
 そして,岸田政権は国民に議論もかけないままに,専守防衛でやってきた戦後政治の防衛戦略を,米国に従属したまま,その命令のもと,こちらから先に攻め込むこともありうると,根底から転換しようとしている.
 今日の東京新聞の記事『「平和主義は風前のともしび」護憲派市民グループが安保政策転換に危機感 外交機軸の戦争回避策を模索』が伝えるように,これに対する市民の取り組みも続いている.
 2月からはまた土曜日,梅田に立つつもりだ.

 さて私は,地元にある上人山地蔵の世話人会の一員でもあるので,火曜から金曜の毎朝,六時半頃には起きて,犬を連れてその地蔵堂の祠の扉を開けに行く.もう何年やっているだろうか.このおかげで朝早く起きるようになった. 土日月はもう一人の男性の世話人が開けに行く.夕方は女性の世話人が閉めにいってくれる.上人山地蔵様の写真は「2020:夏の終わりに」にある.

 そして,夕方はいつも犬を連れて近隣を歩く.自分の健康維持のために,時間のとれるときは早めに出て1時間半ほど歩くようにしている.このように歩けるのはまったく犬のおかげである.仕事は夜なので,授業のある日はそれから出かける.

   
 自宅から30分ほど南に歩くと,広田神社 の南の方に出る.広田神社が創建されたのは,私の故郷の宇治上神社宇治神社よりも古い.日本でもっとも古い神社かも知れない.この神社にもいろんな歴史がある.

 そして最近知ったのだが,このあたりにも,所々に,お地蔵様がある.最近,夕方はそれらをまわるのを日課にしている.それらの写真を集めてみた.

 お地蔵様は,いさかいを止め平和に慎ましく生きることを願っておられる.その地に生きる人らが,その思いをこめて,地蔵様を建ててきたのだ.最近つくづくとそう思う.

 故郷の宇治の家では,西に四軒ほど向こうの道の向かいと,東に50メートルほどにそれぞれ地蔵様があり,西にある地蔵様では毎年地蔵盆を,子供らと一緒にやっていた.

 また,私のいまの地元にある上人山地蔵様の地蔵盆は,2年ほどコロナで中止したが,昨年はできた.そのときの地蔵盆は「地蔵盆」に書いている.
 これまでの地元での地蔵盆も記事にしてきた.2020年より前のは,2016:暑い晩夏に,2015:夏の終わりに,2014:夏の終わりの金曜行動である.
 地蔵様の世話を地域のものでやってゆくというのは,大切なことだ.その縁を地蔵様が作っている.

 戦争やめよ.平和に慎ましく生きよ.
 地蔵様の願いを受けとめねばならない.