戦争とめよう! カジノやめろ!

追伸:2/20
 2023年2月20日は,小林多喜二特高警察に殺されて90年目の日である.この歴史を忘れるな.

 今年の冬は寒くない.去年もそうだった.近年,冬の気温が上がってきている.ほとんど雪は舞わず,小雨が続いている.確かに地球の気候が変化してきている.暖冬ではあるが暖冬異変とは言えない.
 これは,資本主義が野放図に地球を改変したその結果であるのかも知れない.2020年から続くコロナ危機もまたこの結果であるのではないか.
 あるいは長い周期で地球が温暖化しているのかも知れない.

 17日金曜日の夜は,私の母の妹であるおばさんの通夜があった.京阪電車枚方市駅までいって2人の妹と落ちあい,参列してきた.喪主のいとこと再会したが,この前はおじさんが亡くなったときなので,十数年ぶりであった.
 亡くなったおばさんは90歳を超えておられた.四,五日前まで手芸や縫い物をしておられたそうである.これで父母の兄弟姉妹はもう誰もいなくなった.

 そして,昨日18日の夕方は,定例の梅田解放区であった.

  戦争とめよう!
  維新はいらん!
  カジノやめろ!
  選挙に行ってカジノを止めよう!

 いつものように,たたかうあるみさん村上薫さんも報告してくれている.
 東梅田の街頭で,こちらは横断幕をもつのに徹する.

 この日は連帯ユニオン議員ネットの戸田ひさよしさんが来て,カジノ反対を喋り,歌ってくれた
 戸田さんに会うのはいつ以来だろうか.これからも来てくれるということだ.

 さて,岩上さんが【IWJ号外】で「ロシア、ウクライナ侵攻!!」を特集し,その中で,「ノルドストリームを爆破したのは米国! 大統領命令は無原罪!? 米国に正義も倫理も法の支配もなし! ピューリッツァー賞ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ! 2023.2.15」を報じている.この記事は,ウクライナ戦争をあやつるものが誰であるかを教える.まさにこの戦争は,米国が主導している戦争なのだ.
 アメリカやフランスの軍事産業は空前の利益を出している.
 米国は,このような謀略で,他国のパイプラインを破壊し,ドイツとロシアを引き裂き,ウクライナを戦場にして,NATOとロシアの関係を破壊している.
 日本もまた,アメリカのいいなりに,この代理戦争のコマとなっている.
 アメリカ政府と西側のメディアは,「中国のスパイバルーン事件」を大々的に報じ,ブリンケン国務長官の訪中を取りやめた.
 アメリカ軍は4日,「中国のスパイバルーン」を撃墜している.同時期のノルドストリーム爆破事件については,欧米日ではほとんど報道もされず,バイデン大統領もそ知らぬ顔を続けている.
 アメリカが挑発して,台湾海峡ウクライナと同じような戦争を引き起こそうとするかも知れない.そのときは,日本において反戦の行動に立たねばならない.

 今年になって多くの本を読んだ.記録として書いておく.

 『カレン民族解放軍』 沖本樹典,2023/1/31,青雲社
 『日本滅亡論 中国に喰われるか、大国に返り咲くか』 藤井聡,2022/11/15,経営科学出版
 藤井聡さんは「中国に喰われるか、大国に返り咲くか」と言われるが,「小国として独立する」道こそ追究しなければならない.そうではないだろうか.
 『沖縄のことを聞かせてください』 宮沢和史,2022/4/28,双葉社
 『常世の舟を漕ぎて 熟成版』 緒方正人,2020/3/31,ゆっくり小文庫
 『苦界・浄土・日本』 田中優子,2020/10/16,集英社
 『白い土地』 三浦英之,2020/10/26,集英社
 『太陽の子』 三浦英之,2022/10/26,集英社
 『戦士たちのパレスチナに生きる記録』 重信房子,2022/5/27,幻冬舎

 この世界はどこへ向かうか.人はどのように変わってゆくのか.いずれもが,そのことを考えさせられるものであった.
 資本主義は国家を経由して戦争する.ロシア,中国も資本主義である.ウクライナ戦争もまた,資本主義ロシアとNATO+アメリカという資本主義との間の戦争である.
 これに対する人民の「戦争やめろ」の行動が,歴史の新しい段階をひらいてゆく.「戦争やめろ」の行動は,階級の矛楯や民族の矛楯で始まることではない.
 人を第一とするか,しないのか,これが行動の原点である.しかし,まだそこまでの理論化はできていない.
 いずれこの日本に大きな転換のときが来る.それを受けとめる準備として,青空学園日本語科を積み重ねてきた.生あるうちに,できるところまで考えたい.