岸田やめろ! 維新やめろ!

 昨夜は定例の梅田解放区であった.小雨がふっていたのでガードの下ではじめる.顔見知りの20人ほどが集まる.

  戦争反対! 岸田やめろ!
  自宅放置死 維新やめろ!

 横断幕の前で,街頭をゆく人びとに呼びかける.

 「自宅放置死」の問題については『長州新聞』「政治の無責任で切り捨てられる生命 大阪維新が招いた未曾有の医療崩壊 死者も重症者も全国最多に」に詳しい.これが維新政治の結末である.
 そして岸田政権の実態は,まさにあのナチスそのものである.現代のファシズム政権,それが岸田政権だ.そして維新は,ファシズム岸田政権のお先棒を担ぐ政治勢力だ.
 そのことを訴える.

 岸田政治を象徴する入管法改悪の実態は,田中龍作さんの東京での反対行動の報告「「強制送還は死刑執行ボタン」参院審議入り」にも詳しい.

 尼崎から来た人は,尼崎の小田南公園の木々が再開発で伐採されることに抗議する訴えをおこない,その中止を求める壁紙をはり,署名活動もされた.神宮外苑の樹木3千本を伐採するという東京都と同じことが,尼崎でも起こっているのだ.

 さて,秋嶋亮さんの近著『日本人が奴隷にならないために―絶対に知らなくてはならない言葉と知識』(2023/4/28,白馬社)を注文した.以下の見出しが,まさにそうだと思うものばかりであった.

アメリカの公共事業としてのウクライナ戦争
犬を調教するように国民を調教する
報道の自由の死滅が示す日本のナチ化
株価の動きを見れば戦争の目的が分かる
「戦争の宣伝のプロ」が動員されている
戦争のための制度調整の過渡期に入った
日本のカネと若者をアメリカの軍事産業に捧げるのか
ペンタゴンキャピタリズムが国民を奪い尽くす
投資銀行が日本にミサイルを発射する
売国奴靖国に参拝したがる理由
日本から人権が消える日
「抵抗しない人民」を作るための言葉
コロナ禍という地球規模のホワイトカラー犯罪
知られざる宗教とワクチンとの関係
上級国民が下級国民を食い物にする新しい資本主義
スポーツに熱狂する大衆は政治を考えない
財政の私物化が最悪の円安をもたらした
「債務者監獄国家」の住人であることを自覚する
人間を人間たらしめるものが崩壊した
ニホンという滅び行く国に生まれた子どもたち
昆虫食が語る世界のディストピア

 秋嶋さんの言うように,非西洋にあって最初に資本主義の世となった日本は,まさに今滅びの過程に入っている.「ニホンという滅び行く国」そのもである.

 ニホンという国の滅びはどのような形となるのか.そして,国の滅びのその果てから,そこに生きる人びとの反転はあるのか.
 自らそれを模索し,見とどけなければならない.
 そのことごとを,街頭に立って考える.