ロシアがウクライナを侵略してから43日となる4月9日,定例の第2土曜日の梅田解放区であった.東梅田のいつもの場所におよそ20人が集まり,「戦争反対!」と声をあげた.
「殺すな!」と書かれたプラカードも用意されていた.それをかざして「殺すな!」と声をあげてゆく.
また,大阪にカジノを作ろうという維新に対して,住民投票を求める署名活動も始まった.そののぼりも掲げられた.
「ロシアの侵略も大阪にカジノを作ろうというのも,根は同じだ.」と話す人がいたが,そのとおりである.
戦争が行われているときこそ,街頭に立って声をあげることが大切だ.横断幕などを準備した若い人らに感謝する.
準備された横断幕は「ウクライナ侵攻」とあるが,この戦争は「侵略戦争」そのものである.
われわれの目の前を多くの若者がいつものように,何ごともないかのように東梅田を歩いて行く.しかしこうしている今このとき,ウクライナはロシアの侵略のもとにある.
田中龍作さんがウクラウナ現地から,今の様子を伝えてくれる.これらの報告はたいへん貴重だ.これからも,十分用心して,伝えて下さい.
ロシアのウクライナ侵略が現代の歴史のなかでどのような意味をもつのか,これまでもそれをここに書き考えてきた.
ロシアとウクライナの対立を煽ってきたのがアメリカ,その背後の軍需産業であり,それつまるところ国際的な武器商人そのものである.それに煽られる形で今日のロシアのウクライナへの侵略がある.
カジノもまたそれを裏で操るものは重なっている.
ロシアのウクライナ侵略がはじまって以降,私のなかで世界の見え方,日々の生活と活動への気持ちのあり方,それらのことが深いところで変わってきたように思う.
ここまではこれまでの枠のなかでのことであるが,実際にロシアのウクライナへの侵略が現実となったことによって,歴史が次の段階に至ったことは間違いない.その歴史的意味や構造はどのようにつかむべきなのか,それを考えている.