夏の終わりに

 8月24日(日)は地元にただ一つあるお地蔵様,上人山地蔵の地蔵盆であった.私はこの地蔵様の世話の一であり,火曜日から金曜日は,毎朝6時半頃,この地蔵堂の扉を開けにいっている.
 ということで,24日は朝7時から夕方の5時過ぎまでお地蔵様の側にいた.
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追伸:8月1日に阪大病院に一泊して,2日の午後戻ってきた.
 1月ほど前に,道でこけて顎を打ち,救急車で運ばれた.その振動で脳と外皮の間に出血がある.間質性肺炎もまたかかえているので,それらの状況をを確認するための入院であった.今後も病院と連絡をとり,治療をすすめて行く.

 さて, この「青空学園だより」も前回は年の瀬の夜回りのことを書いているので,間が空いてしまった.時間の経つのが速い.
 今年の夏はほんとうに暑い.気候が大きく変動していることを実感する.

 7月26日(土)は定例の梅田解放区の日であった.また,7月20日は、参議院選挙の投票日で,「選挙前アンチ・ヘイト緊急街宣」が前日19日の17:30~19:00に同じ東梅田で行われた.
 これらに参加したかったのだが,体調を考慮し,この間,解放区への参加は見合わせている.

 今年になって,1月の7日から2月末までおよそ一カ月,阪大病院に入院にした.
ただの風邪だと思っていたのだが,12年前の器質化肺炎が再発したようで,退院まで一カ月かかった.
 来週には一泊(1日)して主治医の診察を受けるが,人ごみのなかに出かけることは控えている.それで,今しばらくは解放区にも参加できない.

 12年前の入院のことは『退院』に書いてる.阪大病院の南側は.かつて1970年に大阪万博が開かれた所だ.この写真の塔が病室からも見える.

 さて,参院選が終わった.人びとの怒りの前に自民党が敗北した.田中龍作さんが「石破辞めるな」激励デモ 異様な熱気と危機感で書いておられる.このように人びとが,自らの政治的主張のために街頭に出ることは,必然であり,歴史を動かすために必要である.
 政治を変え,社会を動かすのは,人びとの街頭からの行動だ.これは1973年頃,私自身が京都河原町でデモをしていたときからの確信である.梅田解放区もその確信で参加している.

年の瀬の梅田解放区と年末夜回り

 昨夜28日は定例の梅田解放区の日であった. たたかうあるみさんも報告をあげてくれている.

 この本年最後の梅田解放区なのでこれに参加したかったのだが,地元自治会の年末夜回りが27日,28日とあり,これに参加した.小学生の子どもたちも参加し,声をあげてくれた.

 神園公園に集まり,27日は公園から北,28日は公園から南を,スピーカで「戸締まり用心! 火の用心!」と呼びかけ,地域を廻った.

 こうして2024年もくれてゆく.

 

年の瀬近く

 14日,15日のことを書きとどめておく.

 12月14日は定例の 梅田解放区 であった.大変寒いなかで10数人が集まり声をあげる.
 梅田解放区が一貫して掲げてきたのは「戦争反対!」である.
 それに対して,石破政権は安倍・菅政権を引き継ぎ,大軍拡を推し進め,そのため大きく増税しようとしている.2026年から法人税の税額に4%を付加する防衛特別法人税(仮称)を新設し,27年から所得税の税額に1%を付加する防衛特別所得税(仮称)を新設する方向である.
 このような軍拡政治と闘う.梅田解放区のこころざしである.
 そして,世界政治は大きな曲がり角に来ている.フランスでは,62年ぶりに内閣不信任案が可決された.韓国では,45年ぶりの戒厳令である.シリアでは親子で53年続いたアサド政権が崩壊した.
 日本においてもまた,歴史は変革を求めている.

 2025年は,厳しくも大きな変革の始まる時代となりそうである.また,そのようにしなければならない.梅田の街頭から戦争反対の声をあげ続けなければならない.
 今年は28日が最後の解放区となるのだが,私は地元自治会の年末夜回りがあるので,参加できない.
 それぞれが一市民として,地域や職場から,やるべきことをやり,そういう一人一人の集まりとして解放区の取り組みをこれからも続けてゆく.

 そして15日,日曜日の午前9時に自治会役員など4人が神園公園に集まり,甲山の麓の 北山貯水池 の周りを3時間ほどかけて歩いてきた.自治会で,春に山歩きをやろうということで,その下見をしてきた.
 地元から半時間歩いてこのようなところに行けるのはありがたい.

 その帰り道の途中,甲山麓神呪寺 (かんのうじ)に参った.甲山や神呪寺のことはこれまでにも,「年の瀬」,「年末年始」などに書いている.


 自宅でも,大晦日には神呪寺の鐘の音が聞こえる.こういう歴史ある寺が西宮にある.心落ちつくところであった.
 それから皆で山を降り神園公園に戻って下見を終えた.

 こうして2024年の年の瀬をむかえてゆく.

街頭から訴える

 11月23日の土曜日は大阪で2つの集会に参加してきた.

 この日は 沖縄を戦場(いくさば)にさせない実行委員会 主催の行動が各地で行われた.大阪では,大阪駅御堂筋の南側など数カ所でおこなわれた.
 御堂筋南の集会 辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動 に参加する.この場所では毎週土曜日,同じ行動がとりくまれているが,この日は 沖縄を再び戦場にさせないスタンディング の大阪での行動として行われた. 
 村上薫さん,たたかうあるみさんアソシエ・トモ2さんもあげてくれている.

 この集会は午後5時に終わり,それから一休みして,定例の梅田解放区に参加してきた.

 兵庫県知事選挙が終わった.斉藤兵庫が再選された.解放区でも,これについて語ってくれる人が何人かいた.
 次の記事からもわかるように,今回の選挙戦はまさにSNSファシズムというべきものであった.

 百条委委員の兵庫県議辞職 知事選のネット中傷理由に
  2024年11月18日 19時58分 (共同通信

 兵庫県議会の竹内英明県議が18日、議員辞職願を議長に提出し、許可された。所属していた「ひょうご県民連合」によると、斎藤元彦氏が再選した知事選の期間中、竹内氏への誹謗中傷がネット上で過熱したのが理由。竹内氏は県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員として、斎藤氏の疑惑告発文書問題を厳しく追及していた。
 選挙戦では、斎藤氏を応援する目的で立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首立花孝志氏が、百条委委員に関する情報などを街頭やネット上で発信。ひょうご県民連合の上野英一幹事長によると、立花氏がSNS(交流サイト)上で竹内氏の自宅に行くと予告したり、デマ情報を流したりして生活が脅かされ、家族を守るために辞職を決断したという。
 上野氏は「議員を追い込んだネットの怖さを感じる。きちんと対応しないと日本の政治そのものがゆがんでしまう」と強調。百条委委員長の奥谷謙一県議も不都合な情報を隠蔽しているとのデマを拡散されたと記者団に説明し「でたらめな情報が広がる恐怖が身に染みた」と述べた。

 しんぶん赤旗 (11/14)が「斎藤知事 公選法違反か 兵庫知事選 宣伝会社が選挙運動」として報じるように,今回の兵庫県知事選挙は,維新政治の醜悪さをまざまざと見せつけるものでもあった.

 そして世界をみれば,ウクライナではさらに危機が大きくなっている.
 2024年11月20日付けの「日刊IWJガイド」から引用させてもらう.

レームダック状態のバイデン政権が暴走! 長距離ミサイルでのロシア攻撃を初許可! 欧米対ロシアの直接対決の構図を作り、第3次世界大戦へ世界を誘導! 政治アナリスト、コリブコ氏が『正念場』だと警鐘!

はじめに~ウクライナ軍が、米国製ATACMSミサイルでロシア領内を攻撃したことが明らかに! 一方、プーチン大統領は改定した核ドクトリンに署名!「ロシアが核保有国に支援された非核保有国によるいかなる攻撃も共同攻撃と見なす」との内容は、米国がウクライナに許可したATACMSミサイルでのロシア攻撃に該当! 退陣間際のバイデン政権が、停戦を公約に掲げたトランプ氏を選んだ直近の大統領選で示された「現在の民意」を踏み躙り、ウクライナ紛争の火に油を注いで、核戦争の危機に! スロバキアのフィツォ首相は、「和平交渉を妨害し、遅らせる試みだ」と非難!

 梅田の街頭に立って考える.人類の歴史のなかで,いまはどのような時代なのか.そして,一人一人はどのように生きねばならないのか.
 いつもこのことを考えてきた.しかし答は見いだせないままである.ただ,人としての自らをこれで良いのかとふりかえり,そして心から考える.そのように生きたいと考えてきた.
 これまでも何回か書いたが,24歳のとき河原町を毎週土曜にデモしていた.あのときはベトナム戦争の時代であった.それから半世紀,人間の歴史は少しは進んだのか.いや何も変わっていない.
 それでも,できる行動は続けたい.

怒りの声をあげる

 昨夕は定例の 梅田解放区 であった.いつものメンバーが10人ほど集まり声をあげる. たたかうあるみさん も記事を書いてくれている.

 先の衆議院選挙で自民党は大きく後退した.そして野党が議席を伸ばした.
 これは庶民の怒りの結果である.上がらない賃金,増え続ける非正規雇用,婚姻率の低下,少子化,物価高騰.いわゆる「失われた三〇年」である.ほんとうに日本は貧しくなった.
 街頭から怒りの声をあげる.

 アメリカ政治もまた大きく混乱している.そのなかでトランプが大統領にかえりざいた.アメリカ社会の分断はますます深まってゆく.

 梅田解放区

ドナルド・トランプアメリカ大統領に選出されました。女性の権利、有色人種やマイノリティの権利、気候変動対策などリベラルな政策から背を向け、移民排斥を煽り、ひたすら大企業・資本家の自由を追求する政治が始まります。

と書いているのはその通りである.ドイツもまた,連立政権が崩れるなど,混乱している.

 これらはまさに,資本主義がゆきづまった,その具体的な現象である.拡大しなければ存続しえない資本主義は,明確にゆきづまっている.
 そして,ロシアや中国もまた,資本主義を受け入れていった結果,さまざまの混乱をかかえている.

 人類はどこへ向かうのか.どこへ向かうべきなのか.いろいろ考えさせられる解放区であった.