『高校数学の方法』第7版

nankai2009-05-21

休講で時間ができたので集中して『高校数学の方法』第7版を作った.いくつか問題を増やし,記述も改訂した.これをもとに今後少しずつ改良を加えたい.もっと基本的な例題を入れることも考えているが,こちらの言いたいこと,高校生が身につけてほしい方法論は『高校数学の方法』の中にすべて入っている.これで一段落である.
これからの日曜日には補講が入りそうなので,今のうちにと,一昨日の19日,田舎に帰ってきた.兵庫県の西の端,千種川の上流である.千種川下流播州赤穂.みな都会に出て,家と畑だけがある.後の世代のためにと,数年前に少し整地して果樹を植えた.その世話,草刈り,墓の掃除である.柿は実がなるまでまだ数年かかる.イチジクなどは昨年から実がなっている.今年は山桃なんかも実をつけていた.写真はその千種川.川の向こうは中国山地に続き,タヌキやキツネ,イノシシの世界.天狗もいるかも知れない.前にいちど鹿も見た.千種川は梅雨の季節になるとホタルが舞う.アユもつれる.
それにしても新インフルを恐れる社会現象は異様である.今のところ普通のインフルエンザ.そんなに騒ぐものではない.かかれば休む,集団感染すれば休校にするまでのことである.昨日京都教室である生徒が「お母さんに,神戸へ行って免疫をもらっておいでといわれた」といっていたが,この方がよほど健全な対応だ.意図的に危機があおられているような印象すら受ける.保育所や幼稚園,介護施設まで休園にするのはいきすぎだ.それによる社会的不利益の方がよほど大きい.とはいえこれはやはり伝染性の風邪.恐れず油断せず冷静に,である.