老朽原発動かすな!

 昨日の日曜日は,老朽原発動かすな! 実行委員会 主催の,「10.22 (日) 使用済み核燃料の行き場はないぞ!全国集会」が関西電力本店前で開催された.
 時間がとれたので参加してきた.午後3時,およそ500人の参加で集会が始まった.

 「原子力発電に反対する福井県民会議」の中嶌哲演さんが主催者あいさつされ,12月3日に大阪市で開く1万人集会の成功を呼びかけて締めくくられた.

 そして,実行委員会の木原壮林さんや,青森県や,中国電力と関電が共同で建設を検討している山口県上関町などでの,使用済み核燃料の「中間貯蔵施設」の建設中止を求める地元の人,福島県浪江町からの避難者、その他各地,各労組から,訴えや連帯の呼びかけがなされた.
 集会決議をみなで確認して,4時半に集会は終わった.それから北へ歩いて西梅田公園に移動し,そこから梅田までデモをした.

 たたかうあるみさん村上薫さん,緑のニライカナイさんなど,梅田解放区やいろいろな集会で顔見知りの人らも参加していた.

 久しぶりの関電前集会への参加であった.この前は「核炉崩壊以降に生きる」に書いたときである.
 かつては,2012年から毎週金曜日にここで集会をしていた.私もほとんど毎週参加してきた.
 その時代に顔をあわせ,私が名刺を渡したという人が声をかけてくれた.

 こうしているときも,パレスチナ自治区ガザではイスラエルの攻撃が続いている.そしてイスラエル政府は攻撃を続けさらに強化すると言明している.
 ウクライナの戦争も続いている.
 イスラエルの攻撃の背後にいるもの,そして日本で原発を再稼働し増やしてゆこうとするもの,ウクライナでの戦争を差配するもの,これらは繋がっている.
 これら,人民の敵と言うべきものの正体を暴いてゆく.
 こうした取り組みは「日本の近代とその行く末」という観点からも重要だ.私はこれからも動けるかぎりは参加し,考えてゆきたい.

 ここまで書いて,「核炉崩壊以降に生きる」を読みかえすと,次の一文を書いていた.

 集会で会ったUさんから,次の本は準備しているのか,と聞かれた.核炉崩壊以降の日本について掘り下げ,さらにアベ政治に至る根なし草近代のこの150年の世のあり方を問い,それが今日の世界大の普遍的問題であることを明らかにする.そのうえでこれからの道を考える.これだけはしたい.

 4年前の一文である.その後「根のある変革への試論II」として書いてゆこうとしてきたが,これはまだほとんどできていない.