3.2ラファに手を出すな! 全国連帯デモ

 3.2ラファに手を出すな! 全国連帯デモ の大阪での街頭行動が, 関西ガザ緊急アクション の主催で,午後5時半からおよそ1時間,JR大阪駅東南側バス停の道をはさんだ向かいのところで行われた.

 防衛省によるイスラエル製武器購入案等、ますます日本の加担が明らかになってきている今、声を上げ可視化させる事が大切です。
 ラファ攻撃やめろ全国一斉行動 に連帯し、JR大阪で行います。

 主催者はこのように呼びかけている.世界の各地でこの日,行動が行われた.これに参加してきた.

 およそ200人が集まり,「パレスチナに自由を!」と書かれた横断幕をかかげ,大阪駅の東南の駅前通路の両側に立つ.呼びかけた人や,いつもの梅田解放区の人らを中心に声をあげ,2人がサックスを吹き,また1人が弦楽器を弾いてくれる.
 初めてこういう場でスピーチするという若い女性が喋ってくれる.虐殺がとまらない現実に,何かをしなければおれないというおもいからここに出てきた,と話す.その気持ちが伝わる.

 たぬき御膳さんが録画をしてくれている.そのなかで 村上薫 さん,たたかうあるみ さんも報告してくれている.村上さんが,語りの締めの所で「われわれの責任としてパレスチナ解放に向けて闘ってゆこう」と呼びかけている.
 まさにそうなのだ.いまを生きるものの責任なのであり,歴史に対する責任であるのだ.   
 こうして,パレスチナの人々をおもい,日本で声をあげる.

 一方,この日本というクニはいま人類が経験したことのない速さで没落に突き進んでいるのではないか.
 統計的にも,昨年(2023年)の出生数は75万8631人であった.76万人を割るのは2035年と推計されていたが,予測を12年も上回る早さで減っている.婚姻数は戦後初めて20万組を割り込んだ.
 経済的にも,このクニでは,働く意欲と能力があっても食っていけない.若い人にとって,結婚し,子どもを産み育てる人生は大変難しい.それが今の日本である.
 万博なんてやってる場合ではない.
 思想的にも,考えが違い立場も違う者が,それでも議論できるような,共通の土台がない.近代の枠組というものがない.
 その結果として,このクニには,没落から立ち上がる土台がない.
 これが,私が前から言っている,根なし草近代のなれの果てのあり様である.

 非西洋にあって最初に資本主義となったこの日本の没落の経験は,人類の歴史の経験として深く掘り下げ,総括しなければならない.
 その没落の底から、もういちど人の世を生み出してゆく.その土台を作るための準備が, 青空学園日本語科  の試みであった.しかしその途は遠く険しい.
 自治会の役員もしているので,いろいろ時間はとられるが,それはそれで大切なことだ.そのうえで,私は,この問題について,残された時間に,できるところまでやる.