『解析基礎』第1章

『解析基礎』第1章を一通り作りあげた.第2章以降に取りかかるとともに,できたものの手直しも進めたい.
それにしても日本の教育は質的にも量的にも大変貧しいものになりつつある.今日の新聞に出ていた.日本の教育への公的支出比率なOECD28カ国中最低,なのだ.OECDのなかで,いまの日本ほど教育がないがしろにされているところはない.教育が私的責任とされている.教育は世の中全体であたるものなのだ.その基本が日本では失われつつある.
そして教育の中味だ.高校数学の教科書を見ればどのような教育をしようとしているのかよくわかる.入試制度や大学進学どうのこうのという以前の問題である.子供たちを賢く育てようとはしない教育だ.
しかしいつの時代もさまざまの困庵を打ち破って勉強するのは,自分自身だ.教科書の善し悪しとか,国の教育方針の本音の醜さとか,そんなものはいつの時代も多かれ少なかれあったことだ.自分でとことん考えればよい.自分で突きつめた考え自分の道を歩めばよい.青空学園はそういう高校生を支持するし,できることならなんらかの力になりたいと考えている.