3の倍数と3の付く数

 私は知らなかったのだが,「3の倍数と3の付く数のとき云々」というのがはやっているらしい.それで,こんな数がどれだけあるのか質問があった.問題としてまじめに考えるといい問題だ.

n自然数とし,10^n以下で3の倍数か十進法表記で3が現れる数の個数をa_nとする.a_nnの式で表せ.

 各クラスでもこの問題を出してみた.ヒントだけでさっそく正解を書いてきた人もいた.表から数えるか,裏から余事象で数えるか.興味をもてば考えてみてほしい.3を他の数にかえるとどうなるのか,やってみると3だからきれいな結果になることもわかる.解答はここ.12/8に別解を追加した,
 この結論からわかるように,3の倍数と3の付く数になる確率は n\to \infty のとき1に収束します.