『解析基礎』第3章

nankai2008-12-02

『解析基礎』第3章をあげた.自分で一から証明をつけるのは,教える立場から見てもたいへん大切だということがよくわかる.『解析概論』を参照することが何回あったが,その証明のなかの味わい深い工夫などが見えてきた.それがたいへんおもしろかった.やはり数学を教えるものは,自分が教えていることの全体をつかむようにすべきだし,そういう研鑽が大切にされるような数学教育界になることを願っている.
『解析基礎』では,ここまでやってきたことをもとに,これがどのように力学に生かされ,地球が楕円軌道を描くことを導くことになるのか,これはいちどは『数学対話』で書いたことだが,もういちど再構成したい.そこまでやって,数学と世界に関する自分の考えを述べたいと思っている.来年の春頃までには何とかしたいものだ.
写真は柿の木.12月にこのように実がついているのはこれも温暖化の影響?