賀正

nankai2009-01-01

あけましておめでとうございます.元旦の朝から,貧困問題をテーマにした「朝まで生テレビ!元旦スペシャル」の録画を見る.政治家は貧困の本質が分かっていない.選挙も近いので言い訳が多い.発言に気品もない.東京都の副知事は足もとの東京の貧困問題が話されているのに、行政の不作為を恥じることもなく、とうとうと喋る.人間が働くことの意味,労働と貨幣の問題を掘りさげていない.そしてなにより哲学がない.司会者がいちばんだめだった.そのなかで湯浅誠さんは地についた見解をもっていた.実際に現場でやっているものの説得力があった.世の中の溜がすり減っている.これをどのように底上げしていくかが問題だと提起していた.こういう若い人がもっとたくさん出てきてほしい.ほんの少しの希望という番組だった.激動必至の年,本年もよろしく.
写真は柿の実によってきたメジロ.この柿はきっと渋柿です.メジロも冬になって甘くなるのを知っているのです.