伊藤和也さん追悼写真展

nankai2009-04-11

昨年八月,アフガニスタンで亡くなったペシャワル会の伊藤和也さん追悼写真展が,京都出町柳で開かれている.京都での授業の前にいって見てきた.そして遺稿・追悼文集『アフガニスタンの大地とともに』ペシャワール会編,石風社,2009.4.10発行)を買い,いささかのカンパをおいてきた.この追悼写真展は全国をまわっている.
彼はアフガニスタンでの農業基盤の整備事業に自分の居場所を見つけ,打ち込み,そしてこころざし半ばにして非業の死を遂げた.「現地に行かなければ何もはじまらない」は彼の志望動機の中の一文である.やるべきことを見つけ,それをやってゆく途上の死であった.追悼文集の中のご両親、妹さんの一文はほんとうにいろんな面から心動かされる.
彼の生き様をみて,何か希望がわいてくる気持ちである.出町柳に自転車をおいて京大に通っている人(ただし会場に自転車をおく場所ない)も,京都で下宿している人も,ぜひ追悼写真展に立ち寄って見てほしい.何ごとかをつかむことができるだろう.写真はライラックの花.