御堂筋デモ

nankai2010-11-21
 昨日土曜日,『検察の横暴を糾弾しマスコミの偏向報道にNOを突きつけ、政治のあり方を問い直すデモ』があり,参加してきた。ざっと見たところ500人以上の参加者であった.こっちは誰から誘われたわけでもなく,ネットの情報だけで行くことにした.参加者は,今の政治のあり方に我慢できないでやってきた人々であった.うつぼ公園から難波まで1時間半,天気もよく気持ちいいデモ行進であった.写真はその一コマ.
 参加者に共通しているのは「小沢氏を悪人のようにいうのはマスコミの情報操作.虚心に考えれば小沢氏に非はない.検察,マスコミの横暴を暴いて,当たり前のことが通る世の中にしたい」ということであった.日本がアメリカにますます従属して,社会が荒廃することへの危機感から,何かできることをしなければという人も多かった.これから,名古屋,新潟や福岡,札幌などでもあるようだ.これは必要なことでもあり,またそれが実際に継続してなされてゆくということは新しい運動のふかまりになる.
 集会とデモはいかにも手作りで,参加者の決意表明があるわけでもなく,集会宣言があるわけでもなく,デモの後での総括集会をするわけでもなく,その手の進行方法を普通に思っている当方にはやや拍子抜けするところもあった.が,逆にここにはこれまでの形式に陥った運動とは違う,何か新しい動きが出てきていることを実感することができた.準備された方々には心からお礼を言いたい.
 当方はこの間椅子に座り続けて運動不足で,その結果腰痛であった.最後まで歩けるかと思っていたのだが,なんということはない,デモが終われば腰の痛みは飛んでいた.運動不足の解消にこれほどいいことはない.
 先日のフランスの年金改革反対の街頭デモには多くの高校生がこれを自分の問題ととらえて参加した.改革法自体は国会を通ったが,参加した高校生たちは,自分の生き方を考えるうえで得ることが大きかったと思う.その生き生きとした表情を見るにつけ,日本の若者はいつ? と思わぬでもない.しかし,そういう前にまずわれわれの世代がもっとこの世代の責任として,出来ることはしなければと思う.