原発いらん!関西行動

nankai2011-04-16

上記デモに行ってきた.3500人は集まっていただろうか.関西では昨秋以来の久しぶりに大きな集会とデモになった.ちょうど2ヶ月前に食事をしたUさんも参加していて,ばったり出会い淀屋橋から難波まで一緒に歩いてきた.福井県原発に反対する運動をしてきた人を中心に,ネットで知った人も含めて,参加者はそれぞれに原発を何とかしなければという危機感から行動していた.
追伸(21日):私は前の方にいたのだが,その後の情報では(レイバーネット)4000人参加となっている.デモに途中から加わる人も多かったのだ.
神戸大学の学生グループや若い人たちも結構多くて,ようやくに若い人々が動き始めたことを知ることができた.20代もはじめの彼ら彼女らが「次世代に原発のつけを残すな」というのを聞くと,さすがにわれわれの世代は何をやってきたのかと複雑な思いがした.
いくつかの報告のなかで福島の子供を守れという発言者の声がいちばん切実だった.原子力安全委員会のある委員は「子供は大人の20ミリシーベルトの半分の10ミリ以下に」という意見であったのに,これに圧力をかけ「個人的見解」と言わしめ,文部科学省トップの高木大臣が「20ミリ以下」と決定.これでは子供の安全を守れない.10年20年での影響は計り知れない.現地の教職員はどのような意見なのだろうと思うが,実際,学童の集団疎開が必要な段階にまでなってきているのだ.
追伸(22日):この件で21日文科省,安全委員会との交渉が行われた.これがまったくひどいものである.若い官僚の無残な姿を見よ.UnionTubeに録画がある.
官僚,検察,マスコミ,財界,そしてその背後のアメリカ,この旧体制を打破しなければ国民生活第一の政治はできない.それが昨年秋以来,各地で行われてきたデモや集会の趣旨だった.福島原発事故は,まさにこの旧体制が引き起こした人災だ.この体制を打ち破らなければ,これからも同じ人災が引き続く.私は,昨年来のデモも今回のデモも同じ相手と闘っていると考えている.この点での共通認識が深まれば,これはまさに巨大な力になるだろう.
追伸:当日の映像.私もどこかで写っている.gen さんYouTube より.