関電包囲全国集会

 関電包囲全国集会が午後4時からあり,久しぶりに関電前に行ってきた.その集会の「前段デモ」が中之島公園女神像前に2時集合であったのだが,これには行けなかった.高浜原発差し止め、2月にも判断=3、4号機抗告審−大阪高裁にあるように,高裁の判断が近づいていることから取り組まれた行動であった.その様子は以下などに詳しい.
関電包囲行動ブログ関電包囲行動再稼働阻止全国ネットワークYOUTUBE.
 この日の集会は,この3日間取り組まれた一連の「高浜原発再稼働阻止!の集会・デモ」の最後であった.1/20(金)夜6時〜:「自治体議員と市民の懇談会in大阪」(新生コン会館).1/21(土)「全国相談会」(エル大阪).1/22(日)「関電包囲全国集会」,前段デモ:中之島公園女神像前に2時半出発〜西梅田公園まで,関電包囲全国集会:4時〜5時半.なお,今日は1時〜3時半:京阪守口市駅そばの守口エナジーホールで,広瀬隆さん講演を主軸に,中島哲演さん,青森の佐原さん,社民党の服部さんアピールも含めた「核燃サイクルにとどめを!緊急集会」もあったとのこと.
 集会そのものはわれわれかもう少し下の歳の人らで,日曜日ではある若者はほとんどいなかった.地元の自治会で顔を見る人にも出会った.集会では,この数年,金曜行動でよく一緒であった彼とも出会った.私より年上であるがデモから参加していたとのこと.デモのときは小雨も降っていたようだ.集会も本当に寒かった.集会のあと2人で茶店にはいると,4時間ぶりに腰掛けたとか言っていたが,彼は本当に元気である.
 さてトランプがアメリカの大統領に就任し,いろいろなことが現実に動きはじめた.トランプの評価をめぐっては,これまでアメリカに従属する日本のあり方を批判していた人らの中でも意見がいろいろあるようだ.またアメリカでもマイケルムーア氏はトランプを批判している.しかし歴史を見るときは,その人間の個人的な問題と,その人間が現在登場した歴史的意味とを分けねばならない.私は,トランプ勝利と子安観音に書いたように,「今,人類が直面する最大の課題は,崩壊してゆく今日のローマ帝国アメリカをいかに軟着陸させるのかというアメリカ問題である.その意味でいえば,クリントンではなくトランプになったことは一歩だけ,歴史の前進である.」との考えは変わらない.
 トランプになってアメリカ支配層の本音がどんどん出てくる.対米従属日本政府への要求も大きくなる.もとよりアメリカの新聞などメディアを握っているのは,クリントンの属する軍産体制の側である.そこが組織した反トランプデモなどもまだまだ続く.一方で,トランプの排外主義に反対する運動も広がる.トランプ就任は,より大きな混乱のほんのはじまりに過ぎない.しかしこの混乱は不可避である.そんな話しも彼として,戻ってきた.
追伸:安保法制に反対し,安倍政治に反対をしてきたあのカタログ販売の「通販生活」が,最近来た春号でその表紙にトランプを応援するとはっきり書いている.トランプが現れたことの本質を見ぬいていると言うべきかも知れない.