益川先生

ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英先生が,憲法九条に関して講演をされた.朝日新聞に記事が出ている.益川教授「改憲は自由に兵器使うため」 9条に思い
益川先生は私がまだ京都にいた頃,物理の助手として京大に来られた.あの頃,全共闘運動も一段落して,それぞれがこれからどうやっていこうかと模索していたときだった.物理の建物の方でまた赤い横断幕が出て,よく聞いてみると,物理学教室の臨時職員の問題でいろいろ大学当局と交渉しているとのことだった.物理はまたやっているんだ,という感じだった.最近も京大では臨時職員の削減問題が報じられていたが,大学というところは多くの身分不安定な職員に支えられている.このとき中心になって臨職問題に取り組んでいたのが,京大職員組合の書記長もされた益川先生だったはずだ.
朝日の記事ノーベル賞の益川教授、平和への思い語るもじっくり読んでほしい.その益川先生が, 「日本を『戦争のできる国』に戻したい人たちが改憲の動きを強めているのに、ほっとけないでしょ。いろんな理由をつけて自衛隊イラクへ派遣されたが、海外協力は自衛隊でなくてもできるはず。まだおしりに火がついている状態とは思わないが、本当に9条が危ないという政治状況になれば軸足を研究から運動の方に移す」 といわれるのは,まったく身につまされる思いである.

さて朗報続き,いくつか.
○阪大クラスで先生の授業をとっていた M です。阪大工学部応用自然科学科無事前期で合格しました★ 先生の授業は本当にわかりやすかったです!! 先生に言われてめっちゃ国語やって正解でした(^^)1年間という短い期間でしたがありがとうございました☆(阪大は二次試験に国語がないのでよけいに意識的に論述力をつけることが大切です.
○MF1を受けていたFです。大阪大学工学部地球総合工に無事合格しました。今までご指導ありがとうございました!! 先生に数学を教えていただいて本当によかったです!!(M君と二人いつも前に坐ってがんばっていました.) 
神大医学部受かりましたー!! まだ信じられません!! 本当に本当にありがとうございました。 また直接うかがいます☆ (1年で本当に力が伸びました.数学の予習ノートがいつもしっかりした字できっちりと書かれていたのが印象に残っています.よかったです.)
今の気持ちを忘れずに,いろんな意味でしっかりやってください.

追伸:現在の臨時職員の問題と闘いは,京都大学時間雇用職員組合のサイト京大職員組合のサイトを見て下さい.