前にも書いたが，私は兵庫県西宮市の北西部，六甲山系に連なる山の麓の丘陵地帯に住んでいる．昔は田畑の広がる農村であった．つい二，三十年前はまだ狐や狸もいたそうだ．狸は今も近くにいる．ここに越木岩(こしきいわ)神社という古い神社がある．今朝は正月のあいだ入り口に飾っていたしめ縄や祝い箸などをもって越木岩神社へいき，福火で燃やしてきた．どんど焼きとか左義長とかいわれる古くからの民俗が，神社に生きている．昔は学校行事で小学校の運動場で習字の下書きなどを燃やした．こういう行事の一つ一つに農耕文化の年が改まっていく世界観がこめられている．動物は火を怖がる．人間は火が使え，火に力を感じる．写真は今朝の越木岩神社．
明日から3年生はセンター試験．センター試験の結果はもちろん良いに越したことはないのだが，大切なことは「悪くない」ようにすることだ．どのみち100%などありえない．「後は二次試験次第」というところまでいけば十分だと，少し気楽に考えてやってるほしい．あせらず，あわてず，油断せず，試験が始まる前にこれを三回唱えると心が静まり力が発揮できる．健闘を祈ります．
