シールズ街宣

今日は金曜行動の日.大阪の関電前でも定例の行動があったのだが,こちらは神戸は元町の方に行ってきた.SEALDsが,辺野古新基地建設に反対する全国一斉緊急行動を,

この島(くに)のあなたに問う。 今沖縄で起きていること。
民主主義の否定。基本的人権の否定。地方自治の否定。

と問いを投げかけて,今日13日にSEALDs KANSAIが神戸JR元町駅前で,明日14日は,SEALDsが新宿アルタ前,SEALDs TOKAIが名古屋駅前西噴水広場,そしてSEALDs RYUKYUが辺野古ゲート前でおこなう.これに参加してきた.SEALDsの考え方は,IWJが2015/11/06 SEALDsが次なるアクションへ!「安倍政権の姿勢と辺野古新基地建設は日本の価値観を脅かすという点で同根の問題だ」――辺野古「No」全国一斉緊急行動へ向けてメンバーが記者会見で報じている.その声明は次の言葉で結ばれている.

私たちはこの国の自由と民主主義を守るという立場から、今回の辺野古埋め立てに関する一連の政府の手続きに反対します。そして、辺野古新基地建設工事の中止を求めるとともに、このような暴挙を粛々と進める現政権へNOを突きつけます。

6時45分に元町に着いたのだが,開始時間の7時になっても始まらない.機材がまだ届かないとからしい.道具の用意や準備も,そのあたりの報告も,素人というかやや準備不足という感じであったが,かえっていとおしい.雨の中多くの人が黙ってプラカードをもって待っている.1000人は集まっているだろうか.ようやくに7時15分から始まった.喋った学生たちは,それぞれに辺野古の座り込みに参加してきた関西の大学生である.その記録がIWJにある.語っていることは幼くもあり,ういういしくもありということであったが,それでも自分の経験を自分の言葉で喋ろうとすることには,共感する.
戦争法案に反対して立ちあがった学生たちが,沖縄の今の問題を,民意とそれにもとづく地方自治を日本政府が否定するという民主主義の問題としてとらえ,これは立憲主義という民主主義を否定した安倍政治そのものではないか,ここから戦争法案の問題と結びついたという発言が,彼らの主張の骨子であった.そして,そこから日本国憲法よりも上位にある日米安保の問題,このような日本とアメリカの関係に言い及んだ学生もいた.
戦後の日本においては,民主主義も平和も基本的人権もなかった.しかし,安倍ファシズムとの闘いのなかで,その意味とそしてその価値を再発見した.それが「自由と民主主義を守ると」ということだ.すでにあったということではない.そうではなく彼らは理念としての「民主主義,平和,基本的人権」を再発見したのだ.そしてこの理念を守って,これから,これが民主主義だというものを自分たちの手で作ってゆこうとしている.私はそのように彼らの言葉を聴いている.またそのことを心から支持する.ようやくに,日本の近代はこのような段階に至っているとも言える.まずは議会政治の中で選挙戦での共同行動,しかし,その主体がなかなか形づくられない.そのなかでこのようなSEALDsの行動は,これまでより幅広い人の結集を促すのではないか.歴史は観念で飛び越えることはできない.まさに一歩一歩である.
こちらはこの2週間ほどPCの使いすぎで肩から脇が腱鞘炎.痛みで食欲が落ち血圧も高い.思えば,犬が春に死んで,朝夕の散歩をしなくなったのが響いている.運動不足は否めない.それで先日から朝飯前に20分ほどは歩くようにはじめているが,まだまだである.医者から風呂につかるのも酒も禁じられての4,5日である.2年前の入院の経験もあり,今日は用心しながらの参加であった.午前中は自治会の役員会,それから自宅で原稿仕事,そして出かけてきた次第.私の方もいろいろな方面で一歩一歩である.