放射能濃度上昇=4000倍


今日は金曜行動の日.寒い中を貼り付けカイロを背中と腹に貼って参加してきた.いちおう治ったとはいえ,2年前の体を引きずっているので,とにかく風邪をひくとダメといわれている.
9日,福島第1原発廃棄物処理建屋近くにある地下トンネル「ダクト」にたまった汚染水の放射能濃度上昇=4000倍が報じられた.時事ドットコム時事ドットコム:地下トンネルで放射能濃度上昇=4000.東電も日本政府も外部への漏れはないと言い張る.しかしこれはまったくのウソである.溶け出た核物質がどこにあるかわかっていない.その中で地下トンネルにたまった汚染水の放射能濃度上昇しているということは,これ自体が漏れ出たものである,ということだ.福島第1原発の情況は,完全に人間の手を離れている.こういう中で,いつものように60人ほどは集まっていただろうか.皆で声をあわせてきた.
福島がまさに核惨事の渦中にあるとき,この原発を輸出しようとするのが安倍政権である.アメリカから原発産業を押しつけられ,それを受け入れた東芝の経営はあのように粉飾しなければどうにもならないところに至っている.東芝問題の本当のところは,アメリカの原発産業を押しつけられところにある.この負担を少しでも軽くしようと,安倍政府は原発輸出に力を入れている.
それに反対するインドの活動家が先日来日した.日本で訴えた.人民新聞最新号がそれを報じている.「原子力協定に反対するインド活動家来日」,「原発で利益を得るのは誰か? 問う現地住民 女性・子どもが運動をリード」である.2人の話しを読むと,原発政策を進める政府が使うだましの手が日本となんと同じであることか.それだけにまた,われわれの側ももっと横に繋がらなければならない.小出さんの英訳もこのような機会をとらえて広げてゆきたいものである.