木村市議に日隅一雄賞

 田中龍作さんの記事で知った.「マスコミが報道しなかった「森友疑惑」明るみに 木村市議に日隅一雄賞」である.実際,豊中市議としての彼の行動力で情報公開を求める訴えを起こしたから,ようやく新聞が取りあげたのだ.そうでなければ,森友問題は表に出ず,闇の中で今頃あの小学校が開校していたかも知れない.
 木村さんは,12日の火曜日の夜,起訴され生田署に拘留されている人民新聞編集長への激励行動で,お顔を見たばかりであった.この行動は北大阪合同労働組合の軽自動車でマイクを積んできていた.彼はここでも先頭に立ってマイクを持ち編集長に声を届けていた.そして,金曜日にはこの表彰式で東京であるから,彼もたいへんだ.火曜日の抗議行動のことは「【人民新聞弾圧】編集長をかえせ!神戸地検・生田署抗議行動 約40名が参加、勾留中の部屋へ呼びかけ」にある.
 北摂から尼崎にかけての地域には,人民運動の長い伝統がある.私は上田等さんにいろいろ世話になったし,それ以前の地域の教員組合運動の頃から,その周辺にもいたものである.上田さんが亡くなったときの追悼文もある.こういう伝統のうえに,木村議員の活動もある.だから,逆に,そのなかから出てくる新聞への弾圧も起こったのだ.この無理矢理の編集長でっち上げ起訴は,安倍政権の中心部の指示である.しかし考えてみれば,毛沢東の言葉ではないが「敵に反対されることは良いこと」なのかも知れない.現実には大きな苦痛を伴うが.どうかこの一連の動きについて注視してほしい.