近畿財務局前行動

 昨日の夕方は,森友問題を考える会の呼びかけた近畿財務局前行動谷町四丁目まで行ってきた.仕事を終えて財務局から出てくる職員達に呼びかける.IWJの記録あり.

今回は、抗議行動ではなく、公務員として、国有地を私物化する側に立つのではなく、国民の側に立って私たちと共に頑張りましょう。というスタンスで職員に呼びかけたいと思います。また、命を絶たれた方への哀悼の気持ちも表現したいと思います。

という趣旨の集会であった.それぞれが喋り,最後に豊中市議の木村さんの音頭で,皆で声をあわせ,戻ってきた.
 そこに,かつて2010年の秋,小沢氏の陸山会事件の問題のころ一緒にデモをして知り、その後大阪宣言の会で一緒にやってきたMさんもきていた.私がその行動で知りあい,何度か梅田のかっぱ横町で一緒に飲みながらよく話をしたHさんが,最近メールも返信ないので,どうしたのかとMさんに聞いた.脳梗塞で結局昨年秋に亡くなった,と教えてくれた.
 Hさんのことは,新しい方からいえば,以下のところで書いている.「兵庫憲法集会」,「寒い中で」,「戦争法廃止を求める兵庫県民集会」,「秋の関電前行動」,「夏の終わりに」.ということは,2016年5月4日に神戸の集会で顔を見て,また一緒に飲もうやと声を掛けあったのが,最後だったのだ.こういう日記風の記録を残しておいたことは,私自身に意味があった.彼はいつも「小沢一郎を総理に」と書いたゼッケンをつけていた.それは,彼の存命中に実現することはなかったのだ.もういちど,かっぱ横町で一緒に飲みたかった.
 今日の午前中には私の『神道新論』の見本が来た.うち1冊をさっそく杉村さんに送った.彼の援助がなければ出版はできなかった.3月20日発売で,もうネットで予約も出来る.アベ政治に至る明治維新からの近代百五十年と,そしてアベ政治以後の日本を考える上での問題提起にはなるだろう.帯に

明治維新を主導した国学の徒は、何を夢見て、そして夢破れたのか? 明治維新に裏切られた“真の神道”を現代によみがえらせ、近代日本を逆照射する。

と書いているが,自分としては,明治維新から百五十年の今年を意識して準備したわけではない.二十年の準備期を経て,雑誌に寄稿し,それをまとめ書きたし一冊にしたら,その出版のときが、ちょうど明治維新百五十年の年になった.考えれば,米騒動は1918年,あの学生闘争は1968年,半世紀ごとであるのだ.この節目の年に自著を出すことになったのは,歴史の偶然と,そこに何か必然が働いているということを思わずにはいられない.