声をあげよう! 力をあわせよう! 

 25日は梅田解放区の街宣に参加してきた.いつものように十数人ほど集まり,声をあげる.たたかうあるみさんも報告してくれている.

 大阪維新の会が進めるカジノに反対する.実際,あんな軟弱地盤の埋め立て地である夢洲にカジノをもってくることなどあり得ない.不可能だ.
 維新は,カジノに税金は使わないといっておきながら,地盤整備に何百億もの金を使う.
 地震津波をこれだけ経験しても,作ろうとする.しかし反対の声を無視して,ひたすら大企業やカジノ業者に奉仕してゆくのが維新政治なのだ.
 また,維新政治は大阪府の高校の統廃合をすすめる.3年連続で定員割れすればつぶすという条例で,府立高校をこの10年間で17校つぶし,今後5年で9校つぶそうとしている.
 維新政治は,新自由主義資本主義の政治そのものである.日本資本主義の衰退のなかで,資本の側が生き残りをかけて生み出した政治である.資本主義の行きづまりはファシズムを生む.
 維新政治の出現は,資本主義が真っ先に行きづまった大阪から始まった.
 これは新しい段階でのファシズムそのものであり,このままでは全国化する.こんな維新政治を終わらせよう,と呼びかける.
  選挙に行って、戦争止めよう!
  選挙に行って、吉村落とそう!
  選挙に行って、維新を落とそう!
  選挙に行って、カジノを止めよう!

 アメリカ銀行やEUの銀行の信用不安が収まらない.米欧で銀行危機が悪化している.3月9日にアメリカのシリコンバレー銀行(SVB)が,預金流出の急増から破綻した.銀行危機は,米国のいくつかの中小銀行とクレディスイス(CS)に波及した.
 これは資本主義の根源的な矛盾そのものである.いずれ大きな破綻に直面する.しかし,新聞もテレビも,資本主義の避けられない問題として報道するところはない.
 このなかで,非西洋において最初に資本主義となった日本は,真っ先に没落してゆく.これは歴史の新しい経験である.見とどけられるところまで,しっかりと見とどけるつもりである.

 さて,まえに「旧友と会う」に,ウクライナのことについて読んだ本をあげた.5冊記したが,その後,次の5冊も読んだ.思い起こすときのためにも記しておく.

ウクライナから愛をこめて』(オリガ・ホメンコ,群像社,2014.01)
国境を超えたウクライナ人』(オリガ・ホメンコ,群像社,2022.04)
ウクライナとともに 涙と笑顔、怒りと感謝の365日(坂本龍太朗,双葉社,2023.02.22)
美しきウクライナ 愛しき人々・うるわしの文化・大いなる自然』(ウクライナー,岡本朋子訳,2023.03.20)
『世界』臨時増刊:ウクライナ侵略戦争-世界戦争の危機(2022.4.14,岩波書店
 これらを読んで,自分がこれまでウクライナのことをほんとうに何も知らなかったことを思う.そしてウクライナ戦争が現代の大きな曲がり角であることもわかる.
 ただその歴史の本質が何であるのか,こちらの考察はまだ不十分だ.そこを考えてゆきたい.

 梅田解放区は地方選挙が終わるまで毎週やる.私は来週は仕事が入り行けないが,続けてゆくことが何より大切だ.