昨日20日,土曜日の午後,梅田から東に15分のところにある扇町公園に,14時集合、15時デモ出発の 0520 入管法改悪反対 大阪デモ に参加してきた.
すべての人は生まれながらに尊厳と権利について平等!
家族引き裂く収容やめろ! 家族引き裂く送還やめろ!
子どもたちの未来をまもれ! 入管難民法改正案廃案!
人権守れ! 命を守れ!
難民いじめる政治家いらない! 難民いじめる入管いらない!
梅村みずほは議員をやめろ! 維新の議員は恥を知れ!
2年前にもここで集会をした.そのときは,入管法改悪を断念させた.
弁護士会が中心になって外国人支援団体や入管問題に取り組む団体などが実行委員会を結成し,入管法改悪法案に反対する集会とデモをよびかけたのだ.多くの団体が,いま参議院で論議されている入管法改定法案のひどい内容を告発し,何としても廃案にしようと呼びかけた.
維新の梅村議員の事実無根の国会発言に「ただちに辞任すべきだ」と怒りの発言が続いた.国会議員から,参議院では参考人の意見陳述を実現し,来週中の採決は阻止したが,29日の週には採決される可能性が高く,それまでに全国の市民が大きな抗議の声をあげ,廃案に持ち込もうと発言があった.
参加者数は主催者発表で500人であったが,それよりも多かったと思う.
RAFIQ 難民との共生ネットワーク,日本ビルマ救援センター,カトリック大阪大司教区社会活動センターの人らが話しをされた.れいわ新撰組の豊中市議の山田さほさん,社民党副党首の大椿ゆうこさん,共産党のたつみコータローさんも連帯のあいさつをされた.
たたかうあるみさんのところにもその報告がある.
集会を終えて,梅田までデモをした.長い隊列のデモとなった.
デモでは,昔,もう半世紀前かも知れないが,ベ平連京都で活動していたNさんとも出会った.
人民新聞の園さんも参加していた.いつも梅田解放区で出会う人らも10人近く参加していた.反戦タイガースさんも来ておられた.
会場で抗議声明を採択した.
このような,今日の日本の入管制度の反人間的な体質,弾圧体質,隠蔽体質は戦前の特高警察を継承している.戦前の出入国管理は,内務省が管轄,植民地であった朝鮮や台湾の人々を取り締まり,その担い手は特高警察であった.
敗戦の後も,それがそのまま入管体制に引きつがれたのだ.
広島ではG7が行われている.園さんが書いているように,G7の会場となるプリンスホテルの建っている場所である宇品港は、軍都・広島の出撃基地であったところだ.日清戦争以来,朝鮮半島・中国大陸侵略の出撃拠点であった.
そこでG7が開かれていることの歴史的な逆説の意味は大きい.『分水嶺にある近代日本』に書いた日本の分岐が,現実の歴史として展開している.