夏まつりとカタカムナ

 今日,日曜日は朝7時半から地域にある公園に20人以上が集まり,定例の,公園とその周りの掃除をした.それを済ませて戻り,これを書いている.

 昨日は地元甲陽園地域の 甲陽園夏まつり であった.西宮つーしん にも出ている.
 甲陽園小学校の運動場が改修中なので,小学校に隣接する大池の横の多目的広場で行われた.夕方5時からはじまり8時頃までやっていた.
 昨年も今年もコロナが収まっていないので盆踊りはせず,舞台での演技と,広場の周りの屋台であった.
 大池を背にした舞台では,詩吟もあれば,小学生や中学生のフラダンスもあった.地元の市民館でやっておられる詩吟の会やフラダンスの会の人らが演じていた.
 生協をはじめいろんなところが売店を出していた.フランクフルトソーセージを焼いて出す店や,地元の中学生がやっている店もあった.
 本当に多くの人が来ていた.

 西宮市の「みや(宮)たん」も来た.市長も来ておられた.  
 多くの人の協力で毎年なされる祭である.コロナで子供みこしなどはできないが,それでも手作りの祭りであった.

 さて,この1ヶ月余,カタカムナ,およびそれに関係する本をあわせて十数冊読んだ.記録として,初版発刊の年代順にここに再掲する.

『超科学書カタカムナ」の謎―神代文字に秘められた「宇宙と生命」,驚愕の真相』 (広済堂ブックス) 1993/4/1  深野 一幸(著)

『古代史ホツマツタエの旅』  2009/2/20 いときょう(著)

『よみがえる日本語IIー助詞のみなもと「ヲシテ」』  2015/7/10 青木純雄 ,斯波克幸(著),池田満 (監修)

カタカムナ 言霊の超法則: 言葉の力を知れば,人生がわかる・未来が変わる!』 2015/9/18  吉野信子(著)

神代文字の思想ーホツマ文献を読み解く』 2018/5/15  吉田唯(著)

『縄文・カタカムナ・レイキ』 2018/7/31  アマナ(著)

『よみがえる古代 日本の原点 秀真伝 ホツマツタヱ』 2018/12/20  千葉富三(編著)

『ホツマ・カタカムナ先代旧事本紀』 2019/6/30  エイヴリ・モロー(著)

『神聖幾何学カタカムナ』 2020/3/31  秋山佳胤(著),吉野信子(著)

ホツマツタヱカタカムナで語り尽くす-超古代史が伝える日本の源流と新世界の始まり』 2020/9/16  いときょう(著),吉野信子(著)
(ここには,私の地元にある越木岩神社のことがたいへん詳しく書かれている.)

『完訳 カタカムナ』 2020/9/28  天野成美(著),保江邦夫 (監修)

『言霊,数霊,形霊! 【全ての扉を開ける鍵】カタカムナ 』 2023/2/22  吉野 信子(著), 入口 初美(著) 

 そして,カタカムナに関するものではないが,次のものも古本で入手した.これはまだ読めていない.

 『助詞の歴史的研究』1955/11/8  石垣謙二(著)
 これは,西尾實先生が序を,大野晋先生が解説を書いておられる.

 私は,日本語定義集『再定義の試み』の序において,

第一、「やまとことば」という言葉には、「日本の古来の言葉」「本来の日本語」という考え方がある。しかしそのような言葉の存在は仮説でしかない。「本来の日本語」があるわけではない。現在の日本語総体のなかでの相互関係においてより基本的かどうかということのみがある。 「やまとことば」という考え方からは自由に、世界の構造を切りとる言葉であり、日本語の構造を定める言葉という意味で「構造の言葉」という考え方をする。従来やまとことばとしてとらえられてきた語群を含む基本語を、構造日本語としてとらえ直し再定義する。

と書いている.

 私は日本語を対象化し外から見るという方法はとらなかった.私が書いてきたことは,外から見たことではなく,いわば内からのことわりを言葉としたことそのものであり,それを書き残そうとしてきた.

 そのうえで,今回これら一連の書を読んで考えることは,「構造の言葉」は私がとらえていた以上に大きく,広く,深いということである. 

 青空学園日本語科のこころざしは,「根なし草近代は越えられるか」(20/08/25)にも書き,「再定義の試み」の冒頭においても,

この転換の時代に、根のある言葉を豊かにするための基礎作業として、近代日本が覆いかくした日本の言葉を掘り起こし、現代語を再定義することをめざす。

と書いているが,カタカムナ関連の書を読み解き,そこで学んだことを書き残すことは,その営みの一つそのものである.
 しかしこれは実に大きな課題である.