麻生発言 糾弾!

15日追伸:今日8月15日は敗戦の日である.正確には,東京湾上の米戦艦ミズーリ号甲板で降伏文書の調印がおこなわれた9月2日が敗戦の日である.8月15日はポツダム宣言受諾を決定した日である.
 戦後,政府も報道も8月15日を「終戦の日」と言ってきた.だが,あえて二重に誤っている.正しくは,9月2日に「敗戦」したのだ.それがまさに「敗戦の日」である.
 アメリカに従属した戦後の自民党政治が,アメリカやロシアの国家連合に敗戦したことを覆い隠すために,「終戦」を用いてきた.
 われわれは9月2日を日本軍国主義敗戦の日と銘記し,次代に伝えてゆこう.

 昨夜は定例の  梅田解放区 であった.これに参加してきた.はじめ「戦争反対!」の横断幕をあずかる人がまだ来ていなくて,私は梅田解放区ののぼりをもっていたが,横断幕が来て,いつものようにもつのを手伝ってきた.写真を撮るときだけ代わってもらう.
 この日のことは,たたかうあるみさん も詳しく報告してくれている.

 台湾を訪問して,中国との戦争を煽る麻生太郎を,街頭から糾弾する.
 毎日新聞に『麻生太郎副総裁、台湾で講演 中国念頭に「戦う覚悟」を強調』と報じられている.これについてもたたかうあるみさんがブログで論じている.

8/14 追伸:この麻生の発言に対する抗議集会が13日那覇で行われた.
「戦争を覚悟せよ、と語ったに等しい」 県民の会、麻生氏発言に抗議 那覇市で集会沖縄タイムス

 専守防衛こそ戦後日本の基軸であった.安倍政治以降,それを露骨に否定し,派兵できる国家に変えてきた.麻生発言もその流れのなかにある.
 そして,軍拡を煽るというこれら一連の日本政府関係者の発言の裏で動くのは,国際的な軍需産業である.大量の武器をウクライナに売り込み,ロシアとの戦争を拡大し,大儲けした.
 同じことを,中国と台湾でおこそうとしている.しかし,中国と台湾の関係と,ロシアとウクライナの関係は,同じではない.
 麻生の発言は,その歴史を,とりわけ日本の,中国や台湾に対する戦争責任を無視し,対立を煽るものである.絶対にそれは許さない.

 先日,

大阪万博開催まであと2年を切った.しかし,海外パビリオンの建設申請がまったくない.153の国と地域が参加を表明して降り,このうち50ヶ国あまりがパビリオンを自らの費用で建設することになっている.しかし,現段階で必要な建設許可を大阪市に申請した国はない.

と書いた.それ以降,韓国が申請の段取りをはじめているが,それのみである.
 この万博は,軟弱地盤という問題と参加国の熱のなさという問題で,恐らくは無残な結末になるのではないか.日本政府がそれをごまかすため国家予算を大量につぎ込むということになるかも知れない.
 もう万博という時代ではないのだ.それでも,大阪で万博をやろうとしているのも,万博に利権を持つ国際的な資本であり,それはウクライナの戦争を煽る勢力と一体である.
 そしてそれが大阪では維新政治と結びついている.
 安倍-菅ー岸田政権を通して,さまざまのことが表に出てきた.安倍-菅ー岸田の時代は,まさにここ梅田で街頭から呼び掛けてきたときであった.

 この歴史を変えてゆく主体を形あるものにしてゆくことが課題である.
 いましばらく,街頭に立つつもりである.