選挙にいこう

 追伸(11月1日):今回の選挙で,「入管法改悪反対!」のところで紹介した 大石あきこ さんが大阪5区で当選した.橋本・維新政治と現場から闘った人だ.入管法改悪反対の集会に参加し,彼女自身がみなの前で語ってくれた.比例順位で大石さんが当選したが,八幡愛さんの力も大きい。皆さんの行動が今回の比例での当選の原動力だ.

-------------------------------------------------------------------------------------------------

 昨夜は緊急の梅田解放区であった.投票日前日なので、街行く若者に投票を呼びかけようと,緊急に梅田解放区をもった.時間がとれたのでこちらも参加してきた.いつものように横断幕をもつのを手伝う.
 10人超の人が集まり,選挙に行こう、投票しよう! と呼びかける.
 通りがかった若者二人と中年の人一人がそれぞれ喋りたいことがあると,マイクをもって投票に行くことを呼びかけてくれた.
 もとより選挙で世が変わることはない.それでも選挙はいまある一つの方法として,生かさなければならない.選挙をふまえての,次の手立てが大切なのだ.

 くりかえし書いてきたのだが,岸田首相は就任するや,すぐに「新自由主義からの転換」と「新しい資本主義」を主張 した.そして自分自身を本部長とする「新しい資本主義実現本部」を政府に設置した.だが,何をするのかと記者に問われても,岸田は「成長と分配の好循環を『これから検討』」とか言うのみで,政策の転換の具体的な中身は何もない.
 この「実現本部」は選挙に向けて何かやっていると思わせるための芝居であったが,それは人々に見ぬかれていた.
 この「実現本部」の有識者の一人に,日本労働組合総連合会会長の芳野友子が入っているのだ.岸田のごまかしに加担している.

f:id:nankai:20211031092554j:plain  
 資本主義は拡大しなければ存続しえない.新自由主義は資本主義が極限まで拡大したものであり,その次の資本主義はありえない.ところが岸田は「成長と分配の好循環」の資本主義に転換するなどとごまかす.
 これまでも指摘してきたように,新自由主義の次に資本主義はない.

 7時頃,れいわの街宣車もやってきた.われわれの横断幕,「自公やめろ!」をみて彼らも連帯の手を振る.そして,近畿比例ブロックから出ている 八幡 愛 さんが演説していた.

f:id:nankai:20211031092625j:plain

 さて,では,資本主義の次とは何なのか.それは社会主義である.
 かつての社会主義は,経済がまだ拡大する余地があるときに,その拡大を資本の儲けよりも労働者の生活を第一にすることを主張した.これを赤い社会主義という.
 それに対して,経済拡大の余地のない段階で目指すべきは,自然世界と共存しうる世のあり方であり,緑の社会主義 というべきだ.緑の社会主義を掲げて世を動かす.歴史はそれを求めている.日本において社会主義を掲げる運動は,この緑の社会主義しかない.
 さてここまで書いて,こちらもこれから投票所に行こう.